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令和時代の預貯金はマイナス金利の国債での運用です

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玲和スタートの記念日に「お金の運用」について考えます。

まず預貯金について考えてみましょう。

預金は何で運用していると思いますか?

実は債券で運用していると言っても過言ではないという事をご存知でしょうか?

昔、銀行は間接金融機関という位置づけで集めた預金を企業に貸し付けるという使命を帯びていました。
しかし昨今は、銀行が貸したい企業は株式や社債などで資金調達し、銀行に貸して欲しいという企業は信用力に乏しくて銀行は貸してくれません。
又、金利が低いので企業に貸すとしても利ザヤ(貸付金利と預金金利の差)が少なく手間のわりに儲からないのです。
では集まった預金をどうしているのか?
多くは財務省=国が発行する国債を買っているのです。

という事は銀行にお金を預ける=銀行を通じて国債を購入しているということになります。

では国債などの債券で運用するときは何に注意しなければならないのでしょう?

国債などの債券は一定期間、金利を保証される債券です。
例えば国債では基準となるのが10年物国債でテレビや新聞などで伝えられる国債の金利はこの10年物国債の金利です。

つまり国債の金利は一定期間おなじというのが特徴です。
毎日金利が変わるのは、毎日発行される新発国債の金利が毎日変動するという事です。

従って今日買った国債は今日の金利が10年間かわらず、翌日の国債は翌日の金利が10年間かわらないということです。
今日の国債の金利が、翌日の国債の金利より高ければ今日買ってよかったという事となり、低ければ買うのを一日待てばよかったという事になりますよね。

しかし国債での運用の特徴は、金利と価格が反対の動きをするということです。
高い金利の国債を購入するのは大切ですが、毎日金利が変わるだけにピンポイントで買うことはほとんど不可能と思います。

高い金利をピンポイントであてることより今後金利が上がるのか下がるのかを考えることが大切です。

金利3%の国債を買ってから金利が下がり2%になると、金利3%の国債は2%の国債より人気があります。
という事は金利3%の国債は金利2%の国債より値打ちがある=価格が高いという事になるのです。

最近、日本の国債の金利がマイナス金利で運用に困った銀行が預金の一部を金利の高い米国債で運用しようとしたが、買ってから金利がますます上がったため価格が大幅に下がり何と800億円もの評価損を出したという報道がありました。

する国債などで運用するときのポイントは、高い金利の債券で今後金利が下がりそうな国債などで運用することです。

ここで注意してほしいのは高い金利ばかり目をつけないで頂きたいということです。

数年前ギリシャの国債の金利がわずか半年くらいで5%から12.9%になったとき、いくら12.9%という高い金利でもデフォルトを心配し手を出せなかったと思います。

信用力も良く検討することが大切です。

三田市からお金と保険の話をお届けしているサンタクロースなお金の先生、下村です

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