昨年一年間の家族全員の医療費や薬代の合計が10万円以上だったり、ふるさと納税しした人は忘れず確定申告しましょう!
年末調整では、給与所得から2年目以降の住宅ローン控除、保険料控除、扶養控除、配偶者特別控除、社会保険料などを差引いて算出した所得税と毎月控除されてきた所得税の差額を計算するのですが、大半は還付されるようになっています。
何故還付されるのか?
みんなお金を追加して支払うより戻る方が嬉しいですよね。
だから毎月差引かれる所得税は多めになっているのです。
多めに払えば年末調整で戻り、みんな笑顔になり年末年始の資金にできるメリットがあります。
もし追加して支払う事になったら正直言ってがっくりですよね。
毎月の所得税を少し多めに支払うように決めたのはこんな感情をつかんだものなのですね。
では年末調整で控除されないのが医療費控除です。
医療費は年末まで金額が確定しませんよね。
だから年末早めに手続きする年末調整では金額が未定のため確定申告することになるのです。
医療費控除と高額療養費制度を混同している人が多いです。
高額療養費制度は、所得に応じて病院へ支払う治療費が少なくなる制度ですが、医療費控除は家族全員の医療費合計のうち10万円を超える金額を所得金額から差引きできるというもので、その分税金が少なくなるというものです。
ここで一つ質問です。
医療費控除の限度額は幾らでしょうか?(1)50万円(2)100万円(3)200万円(答えは最後に!)
気を付けたいのは、生命保険などから給付金を貰ったら医療費の領収書合計から差引かなければならないことです。
結構ご存じない方が多いので気をつけて下さいね。
最近高額な薬もでていますから200万円までなのは少ないかも知れませんが、一般的な方なら50万円限度でも使いきれないと思います。
200万円を超えるような病気にならないように健康管理したいものですね。
(クイズの答えは(3)200万円です)