投資信託を保有する個人の半数近くの人が損失を抱えているということが金融庁による調査で判明しました。
投資信託を販売する銀行への調査で分かったものです。
銀行は預金を集めて企業に融資するより、投資信託を販売して手数料を稼ぐことに力を入れているようですが、購入した方の46%の人が損失を抱えているという結果に驚かない人はいないように思います。
多くの人から「銀行が勧めるのだから安心」という声を聴きますが半数近くの人が損失を抱えているというのは異常ではないかと思います。
その原因として考えられるのは、分配金=利益というように錯覚している人が多いように感じます。
もちろん利益の分配となっている投資信託もあると思います。
しかし利益がない投資信託でも分配金を支払います。
この利益がない場合の分配金は特別分配金といい元本払戻金とも言います。
特別分配金=元本払戻金は文字通り元本の払い戻しなので税金は掛かりません。
普通分配金=収益分配金なので税金を差し引かれます。
お手元に毎月の分配金の支払い明細を見てください。
税金が引かれていたら普通分配金、税金が引かれていなければ特別分配金という事になります。
特別分配金というのは税金も引かれない特別お得な分配金というように勘違いされている方も見受けます。
ではどうすれば良いか?
お近くのファイナンシャルプランナーさんに相談してみてください。
但し、ファイナンシャルプランナーにも色んなタイプの人がいます。
お一人だけに相談するのではなくセカンドオピニオンと考え他のファイナンシャルプランナーにも相談して頂ければ良いと思います。
三田市からお金と保険の話をお届けしているサンタクロースなお金の先生、下村でした。